Hachinosu Records

自主音楽レーベル。蜂ノ巣音盤。所属アーティストが色々な話をします。

「かわいい」の話

ラップを趣味としている人間が語るには随分と「かわいい」話題だが、最近Twitterで顔見知り(たまに行くバーの店員)が整形についてのツイートでバズっていたのでちょっと書いてみようと思う。暇だし。


あれはたしか私が小中学生だった頃、TVCMで「カワイイはつくれる」というキャッチコピーを用いて、花王がシャンプーを売り出していた。小中学生というのは適当である。けっこう前。
いわば「自社のシャンプーで頭髪をケアすることで魅力的な髪質を作り、カワイイを目指そう」という旨のコピーなのだが、この「カワイイはつくれる」は多くの女性の心を見事に鷲掴み、今や一般女性にとって“カワイイ”は作るものである。というのはある種常識の域にまで達している。

もっともその常識は“髪に限らず、あらゆる努力を惜しまぬことにより自身の容姿、また内面を磨き続けることでようやく”カワイイはつくれる。というもの。修行僧である。
しかも作り出せるカワイイレベルは千差万別であり、その上限は結局生まれ持った資質によって定められる。人の魅力って、なんですか?


冒頭で述べた整形ツイートは、上記のような修行に苦しむ多くの女性によってバズった。私は整形を否定しないし、長々と書いておいてなんだが私が書きたかった“カワイイの話”はこんな面倒な文章ではなくぶりっこの話である。


ぶりっこの話である。

先の話に無理矢理絡めるとするなら、磨く方向を仕草などに定めた人についての話。
これは本当に賛否両論あって、主に男性は賛、女性は否。しかし否の男性もいるし、女性はやっぱり大体否。
かくいう私は賛ではあるものの場合によっては否だ。

極端な例だが、私はBerryz工房というアイドルグループが好きで、国民的ぶりっこキャラである嗣永桃子のこともかなり応援していた。しかし、彼女のぶりっこを可愛いとはあまり思わなかった。むしろ知的でいつでも冷静な部分がとても好きだった。尊敬もしていた。
一方で菅谷梨沙子がぶりっこ的な仕草をすれば、おそらく諸手を挙げて「ピャ-!!!!」などと奇声を発する程には興奮していたと思う。りーちゃんきゃわわ。


また、ネアチャンがぶりっこ的な仕草をしたとすればおそらくクソ可愛いし、らんらんがすればそれもまたクソ可愛いし、えくるちゃんがすればそれもまたクソ可愛いのでもう僕は多分死んだ方がいい。この3人だとちょっと想像できちゃってヤバイ。超可愛い。


多分、恒常的なカワイイは努力によってそれなりに手に入れられる。それこそ髪を綺麗に保つとか化粧を研究するとかダイエットするとか。
瞬間的なカワイイは作れない。ネアチャンのふとした瞬間の“無”の表情や、らんらんの限りなく女の子である可憐な振る舞いや、えくるちゃんの不貞腐れていたり酔っ払ってよくわからなくなってる状態の可愛さは人為的には作り出せない。尊い



結論:尊い。ファイナルアンサー。